インターネットでソーシャルベンチャー?
最近、ちょくちょく見掛けるのはインターネットそのものでソーシャルベンチャーをやろうという動きです。
英語圏の動き
このインターネットを使って、ソーシャルチェンジをするという考え方はここを置いては語れないと思います。
NetSquared, an initiative of TechSoup.org | remixing the web for social change
CompuMentorという老舗の米国のNPOが実施しているプロジェクトです。ものすごく単純に言ってしまうと、Web2.0的なネットを使ってソーシャルベンチャーを運営か起業するなどのグループ、法人に対して助成するというもの。日本ではなかなか考えられない視点です(Yahooやマイクロソフトのプログラムはそれにかなり近いですが)。
また、当ブログで何度も掲載しているKiva.orgなどもそうですね。加えて、大手のネット系企業の社員、または起業し成功したIT関連の社長などがNPOの世界へ来て、ネットでソーシャルベンチャーを興すという事例をTechCrunch Japanあたりでちょくちょく見掛けるようになりました。
日本の動き
この動きは日本でも徐々に出てきています。この分野の草分けは、1円クリックと呼ばれるdff.jp | クリック募金 クリックで救える命がある。でしょう。
また、最近では署名活動するなら『署名TV』の名前もたまに見掛けるようになりました。
ちなみに、今回このような動きを大局的に書こうと思ったのは、「まず医療、次に教育。公共サービスの分野のボランタリープラットフォーマーへ」ヨセミテ津田代表という記事を読んだから。フォートラベルは結構よく見ていたサイトなので感慨深いというか何というか。
この動きが現時点で明確に何を示すのかは分かりません(もちろんNPOやソーシャルベンチャー業界の発展としては歓迎すべきなのですが)ただ、こういう動きが出てきているということは知っておいて損はなさそうです。