Googleが進める社会貢献とNPO
テクノロジーの分野では圧倒的な存在感を誇るGoogle。一方で、その存在感はNPOの分野でも一際目立つようになってきました。
GoogleのNPO・社会起業家への支援
GoogleのNPOへの進出や支援が最近になって非常に目立っています。Googleの社会貢献部門といえば、何よりGoogle.orgが有名です。Wikipediaから引用しておきます。
Google.orgは、インターネット検索エンジン会社Googleのフィランソロピー部門。地球規模の貧困、エネルギー、環境への貢献をミッションとしている。 営利目的のチャリティーという組織形態をとっており、課税対象である。またロビー活動を行ったり、利潤を生む商業セクターのイニシアティブへ出資することも可能である。
この動きはちょくちょくネット系ニュースメディアでも取り上げられており、その金額や技術にはよく驚かされています。ただ、Googleの社会貢献への動きはこれだけではありません。
例えば、Google傘下のYouTubeではこんなプログラムがあります。Nonprofit プログラム。NPOであればYouTubeを使ってプロモーションしたり、寄付金を集められたりするというもの。
はたまた、最近になっておかげさまで 10 周年という記念と共に1000万ドルという膨大な金額を用意した社会起業家へのサポートも表明しました。
その上、Google Grantsなんていう、Googleの収益源である広告をNPOであれば無料で貸しちゃうよ!なんてこともやっています。
Googleの思惑?
この一連の動きは正直僕にも分かりません。なぜ、ここまで社会貢献に対して過度な(あえてこう書きますが)投資をするのか。考えられる理由としては、以下の3点。
- NPOが持つ社会資源、情報を効率的に集められるネットワークを作る。
- マイクロソフトやIBMなどほかの巨大IT系会社に対して競争する。
- 社会起業家が持つアントレプレナーシップを取り込み、社内の活性化を図る。
うーん、イマイチピンと来ないですね。こういう戦略は複数絡むものですから、あまり一概には言えないかもしれません(そういや、一時期学生のOSSの利活用に対してもサポートしていたような)