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NPOやソーシャルビジネスの創業・経営・マネジメント

未来をつくる企業内イノベーターたち/服部篤子

 BOPビジネスの展開方法

・現地のグループやリーダーに研修を行い、また資金的にはマイクロファイナンスを用いて、商品販売の担い手になってもらう
・販売する商品を小分けにして量を減らすことで、貧しい人たちが買える価格にする
・世銀をはじめとする官のパートナシップによって、経済状態の不安定な現地の消費者からの収益をあてにしなくても、コストを確保できるビジネスモデルにする
 
ソーシャルイノベーションのモデル
・社会起業家自身が取り組む
・大規模な営利組織の中で、社会起業家精神を持ったソーシャル・イントラプレナーが担い手となる
・社会起業家とビジネスセクターの連携(連携、イントラプレナーが主導、中間支援が間に入るパターン)
 
ソーシャルイントラプレナー
・日頃から社会起業家やNPOの会合に出向くようなひと、ネットワークを有する
・自分の取り組んでいる仕事を、会社のCSRに位置づけてもらう
・異質な人材を集めて、まず部署を超えたコミュニティをつくる
 
不確実性のマネジメント
・異質な人材を集めることで何かを生み出そうとする
・経済的なリターンよりも、戦略的リターンを得ることを目的とする
・事業を進めるにあたって、社内で通常行われるルールと異なる、ルールを適用する
 
その他
・社会起業のゴールは、その事業をコモンセンスにすること
未来をつくる企業内イノベーターたち  企業の中から社会を変えるソーシャル・イントラプレナーの仕事術 (KINDAI E&S BOOK)
 

 

社会起業家になりたいと思ったら読む本/デービッド・ボースティン

 ・社会起業3.0の焦点は、年齢層を問わずより多くの人々にチェンジメーカーの発想と行動パターンを身につけてもらい、チームあるいはチームの集合体の中で力を合わせて発揮できるようにするための土台作り。アショカは組織のビジョンを社会企業という分野を生み出すことから、誰もがチェンジメーカーになれるに改めた。

・社会起業関連の学術誌は、スタンフォード大学、MIT、オックスフォード大学のアレックス・ニコルズ氏の3つのみ
・規模そのものを拡大するのではなく、どうすれば直接のつながりがないところへも変化を及ぼすのかを考える
・活動家は企業に外部から変革の必要性を求めるが、社会起業家は内部に働きかけて何をするべきなのかを示す。
 
社会起業家の3つの能力
1.疑問を持てる力
2.前提を疑う力
3.粘り強く取り組む力
 
政府がやるべきこと
・レベル0の場づくり 挑戦してもよいという環境づくり
 例 Future Center、HUB、Neighborhood Matching Fund
・スケールアウトを支援すること、各地域にある優れた中間支援を選び出し、政府からの資金援助を呼び水に、民間からのマッチングファンドをやってもらう
 例 Social Innovation Fund
社会起業家になりたいと思ったら読む本 未来に何ができるのか、いまなぜ必要なのか

社会起業家になりたいと思ったら読む本 未来に何ができるのか、いまなぜ必要なのか

  • 作者: デービッド・ボーンステイン,スーザン・デイヴィス,井上英之,有賀裕子,井上英之監訳
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2012/03/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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未来を発明するためにいまできること/ティナ・シーリグ

 ・質問というのはすべてフレームであり、問いの仕方を変えることで答えの幅も変わる

・リフレーミングのためには、相手の立場に立ってみること、「なぜ」で始まる質問をしてみる
・斬新なアイディアを思いつくには、自分の知識や持っているものを再編し、並べ替えられるようにする
・普段とは違う世界にふれること、既存のアイディアを積み上げること、ありえない場所にヒントを探す
・ブレインストーミングの手引き
・クリエイティブな空間の効果は、クリエイティブな仕事を生むだけではなく、そうした環境で働きたい人を惹きつける
・クリエイティブな成果を上げるためには、時間という制約が重要な役割を果たす
・ルールや報酬を変えることでも創造性を高められる
・よいチームには適度な遊び心があり、ポジティブなフィードバックを得られる。
・実験を奨励し、結果を評価する仕組みを作る。できるだけ早く人前で披露し、すぐにフィードバックを得られるようにする
・すべてのピースが揃うのを待つのではなく、予期せぬ事態に対応し、手に入れられる資源を活用して価値を生み出す
未来を発明するためにいまできること スタンフォード大学 集中講義II

未来を発明するためにいまできること スタンフォード大学 集中講義II