ソーシャルビジネスの考え方
・融資を受けることで会社の姿勢が利益を生むことのみに傾くことを恐れた。
・市民団体は理念を高く掲げることができるが、政府や起業を攻撃しがちになり、実際の社会から乖離しかねない。株式会社は生活の現場には対応できるが、利益や経済合理性を追いがちになる。
・ソーシャルビジネスは社会を構成する人あるいは組織が互いに手を取り合うこと。Co(ともに)、With(いっしょに)などつなぐ発想。
・具体的にいまと違う暮らしのモデルをつくり、そのモデルを小さくとも事業として成功させていくこと。
フェアトレードのあり方
・フェアトレードでコーヒーをそのまま買い続けることは、換金作物を買い続けることであり、彼らが現在置かれている状況を固定化してしまうのでは。
・フィリピンではいままの田畑をつぶし、換金作物であるさとうきびをつくった。はじめはアメリカが優先的に買い続けていたが、それをやめた結果、価格が暴落。いくつもの村、ネグロス島などで餓死が発生するほどのものになった。