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東日本大震災現地調査

Twitterで書いたのでお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、4月12日に神戸を出発し、今日の朝に神戸に帰ってきました。以下、某震災関連のMLに投げたものを再掲しておきます。

目的

兵庫県社会福祉協議会、兵庫県が設置するボランティア・インフォメーションセンター現地調査にひょうごボランタリープラザが向かうため、そのバスに同乗させてもらった。

ボランティア・インフォメーションセンター

交通

  • 18:00 ひょうごボランタリープラザ
  • 18:30 県庁
  • 19:45 草津PA 休憩1:00
  • 22:40 尼御前SA 休憩0:20
  • 01:30 名立谷浜SA 休憩0:10
  • 03:40 ?
  • 05:45 国見SA(福島県と宮崎県の県境)

渋滞

  • 仙台市内(JR仙台駅近く)では朝方に結構な渋滞に巻き込まれた(たんなる通勤ラッシュかも)。
  • 石巻市から仙台市内に戻る高速道路は18頃から20時頃まで大渋滞。

食事

東北道のパーキングエリアやサービスエリアでは普通に飲食でき、モノも購入可。仙台市内も問題はなさそう。石巻市などではまだ支援物資が不足気味。

感想

仙台市
  • めっちゃ普通。地震があったことはほとんど感じさせない。一部コンビニが節電していたり、お店に「がんばろう!宮城」などの垂れ幕があったり、宮城県庁の職員が防災服を着たりしていて、地震のことを思い出すくらい。
名取市
  • 今も立ち入り禁止区域あり。県社協の人曰く、立ち入り禁止区域が初めて来たときと変わっていないとのこと(片付けが進んでいないということ)。
  • 津波による沿岸部の被害はひどい。本当に町1つがなくなっている。ただし、高速道路近辺の家は流されるまでにはなっていない。
石巻市
  • 宮城県庁は通常運転に近い印象だったが、石巻市役所は最前線の戦場のよう。
  • 市役所が入っているビルのテナントの1階には服や雑貨などのテナントが入っているが、すべて営業中止。
  • 兵庫県をはじめさまざまな役所や病院からの職員が支援に来ている(それぞれ異なった色のジャンパーやタスキをかけているので)。
  • あちこちに「り災証明・被災証明」の申請受付が4月14日木曜日からスタートするという張り紙あり。
  • 石巻市社協による小口現金の貸付が行われているようで、100名くらいの長い行列。
  • JRもストップ。代行バスが駅前から出ている。
  • 街中の道路は掃除されており通行できるものの、道路脇にはがれきの山。道路自体もあちらこちら割れている。
  • 沿岸部はこちらも壊滅状態。ぼくは13歳の時に阪神淡路大震災を長田で経験したので、火災と地震によってあたり一面のモノがなくなるという光景を見たが、そのときよりもっと面積的に広い。広域ということを改めて実感。

名取市や石巻市の沿岸部を見たときの「これ、ホンマ、どうするねん」みたいな、あの感覚はうまく言葉で表現できないですね。