ジャパンアクセシビリティ公開シンポジウム2010に行ってきた。
ジャパン2010アクセシビリティ公開シンポジウムに行ってきたので、雑感などを。
プログラム
- A Dynamic Online IT Dictionary Based on Learner's Understanding
- Proposal of Learning Support System based on Knowledge
- A Study on Usability of LCMSs for Practice Use in Foreign Language Education
ここまでは大学院生の修論発表かな。アクセシビリティはあまり関係なく、E-learningの話。
- Trends in accessibility and assistive technologies, a more flexible approach for the next generation web
- Accessibility metadata and how to provide for just-in-time accessibility
- How to include everyone when developing accessibility standards.
- The role of standards in accessibility, the challenge of a global perspective.
- Realizing a universal society initiated by ICT
- DAISYが進める出版のユニバーサルデザイン
「なんで英語やねん」と突っ込まないでください。ぼくが持っている論文集も英語だし、スピーカーも英語なので、スライドももちろん英語(当日は同時通訳がありました)。
個人的にメモしたところ
- これからはインクルーシブデザインと相互運用性がアクセシビリティのキーポイント。
- PNPとDRDというのメタデータの概念。たぶん、W3C Personalization Roadmap: Ubiquitous Web Integration of AccessForAll 1.0にあるもののこと(ページ内検索してください)。もっと個人のニーズごとに、1つのリソースで情報の提供方法を変えようみたいなことらしい。そのために、RDFを使って、ごにょごにょみたいな。その時のスライドでは、WAI-ARIAのような属性を作るような説明だったが、まだ消化できていない。上記の仕様書をちゃんと読まないとなんとも言えない。
- STAND4ALL。ものすごく雑な説明をすると、EU各国のアクセシビリティガイドラインを地域ごとに根付かせるための教育機会を提供するプロジェクト。はい、英語でググりましょう。
- IBMとNCAMが音声合成を共同研究しているらしいよ。へえー。ちなみに、NCAMとはこんな団体。
- これからキャプションを作ろうと思っている人は、Caption It Yourself™ - Described and Captioned Media Programを先に読んでおくとよい。
- DAISYの名前と存在は知っていたけど、いまいちピンと来なかった。でも、DAISY 2.0 規格 (日本語)にざっと目を通すと、HTMLを書ける人は身近に感じられるはず。ちなみに、次世代DAISYであるDAISY4は、DAISY XMLファイルをマスターとし、ePUBもサポートするとのこと。
レクチャー内容を期待した皆様、ごめんなさい。分からない単語や用語が多くて、iPhoneでググりながら聞いていたので、キーポイントしかメモできませんでした。
うーん、それにしても、アクセシビリティもまだまだ広がりあるなー。面白い!
諸連絡
あとは、@eriverさんに任せた!(おい