前回のエントリーの2008 Nonprofit Software Development Summitに非常に似ていますが、たまたま自分の手元に情報を置いていたので、こちらもご紹介。
Nonprofit Technology Conference
前回のエントリーはタイトルに「Development」とあったように、どちらかというと開発者を意識したサミットだったのですが、こちらのNonprofit Technology Conferenceはもう少し利用者、運営者よりな感じですね。運営元は、NTEN。NTENについてはWikipedia(英)にはこのように書かれています。
The membership association for this field is NTEN: The Nonprofit Technology Enterprise Network.
乱暴に言ってしまうと、NPtech分野の人たちの業界団体みたいなものですかね。
さて、今回も同じような紹介だけに留めてしまうのもなんですので、2008年に行われたカンファレンスからどんな内容でスピーチが行われているのかを見てみます。
Sessions by Title
以下、順不同、加えてセッションの一部のみを訳しました。
- アドバンスドGoogleアドワーズ
- オンラインファンドレイジングの成功の秘密
- e-アドボカシー
- オープンソースソフトウェアの評価
- メールをもっと効果的に使う5つの方法
- ソーシャルネットワークでのファンドレイジングの準備はできてるかい?
- セカンドライフに進出しよう
- 小さな団体にとってのオンラインファンドレイジングツール入門
- Googleのアプリケーションたち
- Greenテクノロジーって何?で、何にどう使えるの?
- ソーシャルネットワークと組織の戦略をどのように協調させるか。
- Webの動画を使って、簡単にファンドレイジング
これでようやく半分くらい。この数倍のセッションが3日間で一気に行われるというカンファレンス。中身が濃いすぎですね。
もちろんNPOが発展している米国の物まねを日本のNPOがすることはできません。けれど、こと技術に関しては同じスピードで進んでいる。そして、米国のNPOはその技術の活用方法をどんどん取り入れている。
その差はすでにかなり開いているかもしれません。ここでキャッチアップしておかないとこの差は今後埋められるんだろうかと心配になったりします。