W3CのWAI Education & Outreach Working GroupとMobile Web Best Practices Working Groupが2009年7月9日に公開したNoteのこと。本文は、Relationship between Mobile Web Best Practices (MWBP) and Web Content Accessibility Guidelines (WCAG)にあります。あと、関連文書として以下も参考にしてください。
- Web Content Accessibility and Mobile Web
- Shared Web Experiences: Barriers Common to Mobile Device Users and People with Disabilities
文書の内容
WCAG(1.0と2.0)とMWBP(W3Cが公開したモバイルのユーザエクスペリエンスを改善するための方法論、日本語も部分的にあります)の類似点と相違点を比較し、WCAGやMWBPに準じれば、障害を持つユーザ・モバイルユーザ双方によいWebサイトを作れます、ということを述べています。
ただし、相違点としては、WCAGは障害を持つユーザを、一方MWBPはモバイルユーザを中心に置いていること、またWCAGの各原則はテストができるように作られているが、MWBPはそういうわけではないということも書かれています。
アクセシビリティに配慮することによって障害を持つユーザだけではなく、モバイルユーザのエクスペリエンスを改善できるということです。WCAG勉強会@関西でモバイルとアクセシビリティに対する質問があったので、回答としてはこんなところでいかがでしょうか。