ブログは単なる日記?
ブログというと、みなさんはどんなものを思い浮かべられますか。
たぶん、多くの方が日記だと思うのではないでしょうか。実際、いろんなNPOの人たちと話をしていると、「ブログはブログ。ホームページとは別のもの」という考えを持っていることに気が付きます。
一方で、ブログを持っているNPOの数は着実に増えてきています。しゃらくでも各メンバーがブログを持って、情報発信をしています。
それでも、多くのNPOのブログの内容はやはり日記であって、それ以上でもそれ以下でもありません。もちろん、ホームページを既に持っていて、その簡易版や更新専用としてブログを持っていることもあるのですが。
日記ではなく、情報発信ツールとして。
しかし、ブログを発展的なツールとして考えてきた米国などでは面白いセミナーが開催されています。The Gilbert Center: Nonprofit Blogging Strategiesなどは先進的なセミナーです。タイトルを訳すと、NPOのブログ戦略論とでもいいましょうか。
内容を要訳しておきますと、
ブログを始めるのは簡単ですが、戦略的な価値を持たせるのは難しいものです。ジャーナリズム、または単なるゴシップ記事、そのどちらの価値を持たせたいのかは、NPOのコミュニケーションの計画性によるものです。こんな内容のセミナーを開催します。
- ブログのリスクを最小化し、リターンを最大化させるための3つの戦略
- 7段階のブログの信頼度合いの測定
- コンテンツを継続的に発展させるための計画作り
とのことです。これは面白そうですね。日記ではなく、情報発信ツールとして位置付けているわけです。
ブログはその更新のしやすさ、アクセスアップしやすいシステム、はたまた作るのが簡単ということから、今後もNPOの重要なインターネットのツールになると思います。その重要なツールを単なる日記として扱うのはもったいないなと思うのです。