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NPOやソーシャルビジネスの創業・経営・マネジメント

うし!助成金と事業委託を獲得しました。

とある財団から助成金、地方公共団体から事業委託をうちのNPOが獲得しました。いやー、もう嬉しい限りで。このために、週3日くらいの徹夜が意味をなしたというもの。風呂に入るのも3日に1回とか、家に帰れるのは2日に1回とか。。。もう、思い出したくもない生活だった。本当に嬉しい。


まだ寄付や会費をうまく集めきれない日本のNPOにとって、助成金と官公庁などからの事業委託というのは、安定的な財源を構築する上で不可欠となる。


通常の慣例では、こういった事業委託は既に何年も活動を続けているNPOしか任されないのだが、私達みたいな設立1年も経っていないNPOに委託されるのは稀なことだろう。それは、私達の企画力ともいえるし、ネットワークともいえるし、また官公庁も人選に困り果てていたということもあるだろう。


少し話は変わるが、今の私たちのようなNPOは「日本のNPOの第2世代」と言われている。Web的に言えば、NPO 2.0みたいなもの。


特に神戸では、阪神大震災の時に立ち上がったNPOや市民団体が第1世代。その後に続く私達みたいな人達が第2世代というわけだ。考え方や経験、もちろんその動機も違うだろう。


第1世代は、大体設立者が自分の資産を全て投げ捨てて、運営してきたものが多い。NPOに全てを注ぎ込んではいるが、なんせ支出ばかりなため、食っていくことは難しい。しかし、第2世代では、もちろん設立者は身銭をほとんど注ぎ込むことになるが、一方NPOで食っていけるという形にまで持っていくことも不可能ではない。そのためには、助成金や事業委託というのが、何にもまして「おいしい」話な訳である。


このへんの「日本のNPOが今後どうあるべきか」「第1世代と第2世代の違い」というような議論は、また今度書かせてください。まだ、頭の中を色んなことが周っているので。なんにしても、NPO 3.0みたいなときには、もしかしたらNPOと企業はほとんど同じような形式で運営されているかもしれないとは漠然と思ったりするのです。