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NPOやソーシャルビジネスの創業・経営・マネジメント

超素人が雑誌を発行するためのDTPメモ書き。

プロの方は「お前、そんなこと知らなかったの?」とか「あほやなー」と言うのは勘弁してください。イラレもフォトショップもほとんど使っていなかった自分が、いきなり雑誌を発行するような仕事を任されてしまった場合にどう対応すべきかのメモ書きなので。


ちなみに、使用ソフトはイラレとフォトショップのCS。で、ページは64ページの雑誌。雑誌のデザインは知り合いに任せ、僕はデータの修正および加工。それを取引先の団体に送り、確認をもらう。確認が出たら、印刷会社にまわす。


●技術的なこと

1.MacとWinの互換性にはあまり期待しない。

MacとWinではやり方次第では確かに互換性がある。けれど、僕みたいな素人には正直さっぱりなのです。なので、できれば、MacとWinでデータをやり取りするようなことはしないほうがいい。特に、フォント関係の互換性はやばい。

どうしてもデータをやり取りするのであれば、メールや宅ファイル便で送り合うのではなく、目の前までデータを持ってきてもらい、目の前でファイルを開いてもらう。これが確実。この作業を怠り、「あとで確認しておきます」などと言って、あとからファイルを開くと、文字化けの可能性高い。その時に限って、相手方は電話に出なかったり。。。


2.データはイラレでもらう。

Wordのデータを「あとはイラレで加工してね」なんて言われた日には。。。そのままイラレで読み込むこともできなくはないのだろうが、どうしても画像が荒れるため、Word→PDF→EPS→配置→画像の埋め込み、というこれまた時間がかかるだけの痛い作業になる。始めからイラレのデータをくれれば。。。


3.トンボの設置の仕方はそれでいいの?

ほとんど全ページ完成してから、トンボのやり方を間違えていたことが発覚。全ページ、修正するというキツイ作業が発生した。ちゃんと、クリエイト→トリムマークを使おうね。


4.ページ番号入れるなら、イラレよりInDesign

を使いましょう。お金がかかったとしても!完成間近、締め切りも間近で、ページ番号が全て微妙にずれていて、またもややり直してなんて考えたくないでしょ?(経験済み)


5.せめてCMYKでカラーを決めないかな?

取引先にもちゃんとイラレの10.0があったはずなのに、いつもカラーが微妙に違うと言われる。「もっとピンク色を生かして」とか「ここはドドメ色」とか「もっと紫に近い感じかな」なんて言われても、よくわかんないんだ。せめて、CMYKでカラーを言ってください。


6.フォルダはいつも整理しておく。

こういう作業が発生すると、いくつものファイルのバージョンがデスクトップなどに散乱し、どれが最新バージョンか分からなくなるもの。間違って、一番新しいバージョンを古いバージョンで上書きしたりすることはないように。


7.お金がなくても、完全データ入稿はやめたほうがよい。

理由は簡単。完成したあとに、いくらミスに気が付いても、もう後戻りできません。一度はゲラを刷ってもらうべき。


●原理、原則

1.徹夜はしない。

いくら納期がギリギリでも、徹夜はしないのが鉄則。その時に、思ってもみなかったような凡ミスが多発する。


2.師匠を持つ。

印刷会社の社員さんでも、友人もいいから、困ったらこの人に聞く、という人がいると心強い。わざわざネットで何時間もかけて検索して、MacとWinの互換性に悩むこともなくなる。


3.納期にはめちゃくちゃ余裕を持つ。

ギリギリになって、「やっぱり色が違う!」などと言い出す取引先やデザイナーなどは必ずいる。その人たちに振り回されないようにするためにも、彼らがゴチャゴチャ言っても、対応できるような時間を確保しておいたほうがよい。


4.一連の作業は一人で行う。

ページ番号を複数のスタッフで同時に貼り付けていく作業は危険。「ここから何ピクセル上で!」なんて決めておいても、全員潔癖症でもない限り、誰か一人は「まあ、これくらい大丈夫だろう」なんて思ってしまうもの。その気の緩みが、またみんなの徹夜を招く。なんてこともある。


5.できることなら、プロに任せる。

この分野はどうも素人がいきなり手を出すには危険すぎる。できれば、プロに任せちゃいましょう。もしそれができなくても、まずはポスターや見開きだけのパンフなどから挑戦したほうが絶対よい。


以上、DTPにおけるメモ書きでした。