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NPOやソーシャルビジネスの創業・経営・マネジメント

Google Maps APIで作るバリアフリーマップ

NPO×Google Maps API。こういう連携を提示してみたかった。要は、Web2.0っていうのは何もアーリーアダプターやGeekのためだけじゃないぜ!NPOだって使い道があるんだから、ということ。


のじぎく兵庫大会バリアフリーマップ。これ、ちなみに今日の神戸新聞で掲載されている。Webの神戸新聞にはなかったので、記事本文は紹介できないのだけど、結構「Google Maps API使っているんですよ!」ってインタビュー時に押してみたのだけど、記事では一切触れられず。うーーん。。。


ちょくちょく、Google Maps APIやKSGMapの記事がこのブログ内にあるのは、これをコツコツと作っていたため。HackerやGeekの皆さんには「大したことないじゃん」と言われるのはもう分かってはいるのだけど、こういった連携のやり方というのもありなんじゃないかなと思う。


僕自身はRubyAjaxなんてものは分からない。とりあえず、最低限のモダンブラウザでほぼ同一のWeb標準に準拠したサイトが作れるだけの技術しか持ち合わせていない。かといって、Photoshopやイラストレーターをバリバリ使えるわけでもない。中途半端な技術の持ち主。


今までバリアフリーマップを作ろうと思ったら、1枚1枚地図をPhotoshopで作り込むとか、Yahooマップにリンクを貼る、もしくはWebサイト制作会社に仕事を依頼する、といった方法でしか位置情報の提供はできなかった。でも、Web2.0が台頭してきて、そんな面倒くさくて、時間がかかったり、お金がかかったりする作業は必要なくなったのかもしれない。Google Maps APIを使えば、そしてそれをボランティア的にやってくれている様々なスクリプトをうまく使い込めば、コンテンツを集めることに集中できる。


一応書いておくと、このマップ自体はGoogle Maps APIのスクリプトを作っている、KsGMapさんのを使っている。


その上に、lightboxを持っていき、infowindow内で大きな画像を掲載できるように配慮。(よく、大きい画像をinfowindow内に表示していて、infowindowがマップ全体を覆ってしまうようなマップを見るため)やり方は、以前エントリーに残してある


また、バリアフリーマップは視覚障害を持つ人も見る可能性があるため、テキストのみで書いたマップも作った。いわゆる、アクセシビリティへの配慮。このへんは、もっとうまいやり方もあるのかもしれないけれど。


とにもかくにも、Web2.0APIというのはNPOにとっても知恵や方法次第では非常によいコンテンツや情報を発信できるのではないかと思う。