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NPOやソーシャルビジネスの創業・経営・マネジメント

外資のNPOに日本のNPOが食われる日

タイトルは冗談ですが、外資NPOが今後力を付けていくのは間違いないと思います。

Kivaを支援する日本人

先日、興味深いニュースを読みました。地球の裏側に住む農家に少額資金を貸し出す:ITpro

開発途上国の貧しさを、ITを利用して改善しようという動きが広がっている。その代表格が「Kiva」。担保はないが新しいビジネスを始めたい人が、簡単 に資金を集められる仕組みをインターネット上に構築した。米国ではしばしば報道されているKivaの仕組みが、日本を含む世界に広がりつつある。

当ブログでもKivaについては何度か取り上げています。驚いたことはKivaの活動を日本で広げようと支援している人たちがいるということ。
横山氏は現在、Kivaの活動を、日本でも広げることに取り組んでいる。日本国内で有志とともにKiva Japanを運営し、KivaのWebサイトの日本語化を進めている

Kiva Japan Projectと呼ばれる任意団体もある。立命館大学国際関係学部の学生が母体となり2008年6月に活動を始めた。


このニュースでは取り上げられていませんが、[mixi] WebSigエコ&ピース(愛称:エコピ)というWeb系のコミュニティもKivaの活動を応援しています。

海外のNGOが日本にやってくる理由

これはKivaが特別なわけではありません。海外に本部を持ち、日本に支部を出しているといNGOも多くあります。思い起こせば、僕は社会人1年生の時に国際NGOプラン・ジャパンの会員でした。

そもそも、なぜ海外のNGOが日本に支部を持つのでしょうか。


  • 世界第二位の経済大国 日本。寄付マーケットの成長に可能性がある。

  • 日本人がそのモデルを日本に持ち込みたいと思い、呼び寄せた。


こういったところでしょうか。別の角度からも見てみます。

今後はNGOではなく、NPOも進出か?

先ほどあげたプランジャパンが日本に設立されたのは1983年とのことです。ほかのNGOはどうなのでしょうか。


3つだけなのでサンプルとしては不適切ですが、NPOが日本で盛り上がるよりも、もっと前に日本に来ているわけです。NGOの世界では外資の存在が当たり前だったということになります。

すると、今回たまたまKivaが目に入っただけで、これからは外資NPOが日本にやってくることも考えられるのかもしれません。外資NPOがどんどん進出してきて、日本のNPOと競争するというのもあり得る話かもしれないなと思います。