mixiで1日キャンペーン
ソーシャルメディアを使ったキャンペーンは国内ではあまりないと思っていたのですが、そうでもないようです。国内の参考事例を見つけましたので、紹介します。
mixiで児童労働キャンペーン
まずはどんなキャンペーンなのか、メルマガから引用しておきます。ACE児童労働メールマガジン Vol.111【mixiで「児童労働」を注目ワードに!】 [まぐまぐ!]
■1.mixiで「児童労働」を注目ワードに!!いま、もっとも日本で登録者数が多い、
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)、「mixi」を利用して、
『児童労働』の問題を知ってもらうキャンペーンにご協力をお願いします!!mixiには、他人に公開できる「日記」機能があり、
その日、「日記」に書かれたキーワードの上位5位までが
「日記ランキング」に表示されます。ランキングに表示されたキーワードは、さらに注目度高まり、
翌日もランキング上位を占めることもしばしば。キーワードランキング上位に掲載されることにより
多くの人に、児童労働を知ってもらうことができるというものです。
キャンペーン自体は既に終了しているのですが(6月1日キャンペーン実施)、興味深い取り組みです。日本で最も影響力を持つSNSであるmixiに対象を絞り、更にそのシステムを戦略的に利用したキャンペーンです。
こういったネットを使ったバイラルマーケティングはホワイトバンドが先駆的だとは思います。しかし、ホワイトバンドが流行したのはすでに3年から4年ほど前のこと。それから考えると、mixiという新しい流れにのせたのはいいなーと思うのです。
残念ながら児童労働を注目キーワードに - 児童労働のない未来へ〜NGO活動日記〜 - 楽天ブログ(Blog)によると、300件以上の書込みがありましたが、リストには掲載されなかったようです。
学ぶべき視点
この取り組みから学べることは以下のことかなと思います。
- 若者を対象として考えるとmixiは非常に有効なメディアであること
- その仕組みをうまく活用していること
- 主体となったACE自体がmixiをうまく利用していること
ただ、あと一歩足りなかったのは事前告知というところですね。その日だけに特定のテーマの日記を集中させるのであれば、逆にその日に書いてくれる人たちをどれだけ確保できるのかが勝負どころ。この手法はもう少し考えられてもよかったのかもしれません。
それにしても面白い取り組みです。今後もこういった動きは見逃さずにいたいですね。