ボランティアにWebサイトを作ってもらうリスク
ボランティアにWebサイトを作ってもらう
ボランティアさんにWebサイトを作ってもらうことはメリットがあると共にそれなりのリスクもあると思うのです。
知り合いのNPOはWebサイトを知り合いのボランティアさんに作ってもらったとのこと。ちゃんとデザインもコーディングもされており、しっかりとしたサイトとして構築されています。
しかし、ある相談が僕に持ちかけられました。「サイトが表示されなくなった、どうにかしてほしい」とのこと。
どうやらそのボランティアさんは転勤で既にその地域を離れてしまっており、原因追求をお願いするのが難しいとのことでした。
調べてみると、その原因はいたって単純なものでした。ドメイン更新の料金を支払っていなかったのです。そこで、急いで支払を済ませてもらい、無事にドメインの復帰を行うことができました。
では、なぜこんな事態になってしまったのでしょうか。
リスク回避のために
理由は次の2点かと思います。
- NPOの担当者がメールアドレスを変更したのに、ドメイン管理会社のメールアドレスを変更しなかったので、ドメインの更新案内のメールを担当者が気が付かなかった。
- ボランティアさんがサーバやドメインのことを伝えていなかったため、その対処策も想定されていなかった。
残念なことですが、NPOの担当者がボランティアさんに全面的に頼っていたため、Webサイトのメンテナンスをあまり検討できていなかったことが今回の問題の根っこにあるようです。
ボランティアさんが事前にWebサイトのことをちゃんと話し合う機会を持てていれば、回避できたかもしれません。
Webサイトは確かに専門的知識が必要とされるので、詳しい人に一任したい気持ちは分かります。しかし、必ず守っておくべき事項は事前に協議しておくことは大事だと思います。