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NPOやソーシャルビジネスの創業・経営・マネジメント

自分たちの団体が有名になるってこと。

僕が所属している団体も、NPOとして認証されてから、まだ1年も経っていないうちに、県内のいろんな団体や官公庁などから注目されるようになってきた。それはそれでいいことだ。


そのためか、最近は付き合う団体や個人も変わってきた。僕のようなIT絡みなら、今までは近くに住むおっちゃんやらにパソコンを教えていたのが、県内でも有名な団体や商店街の会長さん、企業の社長さんに変わってきた。もちろん、自分たちの実力やネームバリューが上がれば、そういうふうになるのは自然なことなんだろうなと思う。


ただ、果たしてそれでいいのかとたまに思う。


NPOっていうのは、要は地域の人や周りで困っている人たちを助ける。いや、言い過ぎか。手伝うために存在することは間違いない。ただ、有名になればなるほど、周りの団体との調整やら打ち合わせに時間を取られ、本来の自分たちの活動ができなくなっているのではないかと、ふと思う。それってどうなんだろうか?


もちろん、そういった有名な団体とつるむのは楽しいことだし、刺激もある。単にパソコンのワードを教えているよりも、もっといろんなWebとNPOの可能性を突き詰めていきたいという思いは強い。ただ、である。引っ掛かるだけなのだ。


もちろん、できることなら、周りの人たちを助けつつも、うまく大きな団体とも付き合っていく。それが理想の形だとは分かっているのだが、うまくそのへんを調整できていない。それも、また自分の未熟さ故か。