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ディレクターやデザイナーができるアクセシビリティ

アクセシビリティというとコーダーの仕事!というように偏ってしまいますが、ディレクターやデザイナーもできることがちゃんとあるのです。

メニューの大きさこそがアクセシビリティ

自動車事故対策機構というWebサイトをまず見ていただきたいと思います。一応、キャプションも貼っておきます。

「あれ、メニューがスクリーンショットで取れていない」と思ったら、思い切りFlashで実装されたメニューでした(笑)その上、ざっくりとホームページリーダーで読み上げようとしてみたものの僕には全く太刀打ちできませんでした。

これで一体何がアクセシブルだというんでしょうか。

答えは「メニューとそのラベルのサイズが大きくクリックしやすいこと」です。アクセシビリティというと、とかくコーディングの話になってしまいますが(もちろん重要ですよ!)、こういったデザイン的な要素が大事なことだってあるのです。特に、このサイトでは「メニューとそのラベルのサイズ」は致命的なほど重要な要素です。

肢体不自由者にとってのアクセシビリティ

自動車事故対策機構とはその団体名で何となく推察ができるかもしれませんが、自動車事故の被害者への各種支援を行う独立行政法人です。そのため、このサイトを閲覧するのは事故で怪我を負ったり、脊髄損傷などになった人たちが閲覧する割合が非常に高くなります。

そして、その人たちの全員ではなくとも、一定数の人たちに共通するのは、

  • マウスが使えないこと
  • マウスを自在に操れないこと

です。身体的な不自由さによりマウスそのものを持てないため、ページを移動する、戻る、クリックするなどの動作が一般の人たちより難しいのです。そこで、小さなメニューやテキストではクリックが難しくなるため、この「メニューとそのラベルのサイズが大きくクリックしやすいこと」というのがアクセシビリティの非常に重要なキーポイントになるのです。

では、このデザインを指揮し制作するのは誰かといえば、やはりデザイナーやディレクターの方々だと思うのです。

  1. 肢体不自由者がが多く閲覧していることをクライアントから引き出し
  2. その人たちの行動特性を理解し
  3. デザインの方向性を決定し
  4. 形にする

何もアクセシビリティはHTMLの品質だけではないですし、視覚障害者だけの話でもありません。

そんなわけで小ネタみたいになってしまいましたが、知り合いの車椅子ユーザがほかのサイトを操作するときと比べて、このサイトをスイスイ操作するものだからこんな記事を書いてみました。