バニラエアの問題と社会運動
バニラエアについての個人的見解。結論だけ先に書くと社会運動としては筋が悪かったのかなーという印象。
歴史的に見て、障害者の権利獲得はそれこそ実力行使の面もありながら進んできたわけよね。飛行機のバリアフリーの問題はその一つとして位置付けられるものだと思う。これまでも、さまざまな批判がありつつも、それがひとつの運動として社会が認めつつあったんだろうなって。
が、今回は、障害者差別解消法がありながらも、それほど共感を呼んでるようには見えない。その理由は、やり方にあるんじゃないかなと思う。
その理由は、その訴えを受けた側が経営者などではなく、一介の現場のひとだったから。共感できないひとの多くも、障害の有無に関係なく、無茶を言ってくるモンスターカスタマーに対峙した経験があるのかなって。だから、障害者の権利よりも、その対応をしたひと側に同情票が集まる、みたいな構図。
最近はブラック企業対策を筆頭にディーセントワークを広げようということがある。これも社会運動。この働き方という運動と障害者運動が衝突してしまったんじゃないかな。
障害者が自由に交通機関を利用できることには、それほど異論はないと思う。が、それがほかの権利とぶつかってしまってる。そういう意味では、筋が悪かったんだろうと思う。
ニュースをザッピングしただけの感想として言い訳しとくけれど。
Windows 10でアプリを起動するとすぐにCPUが100%になる問題
ネット上でいろいろとググッた結果、どれも解決策がうまく当てはまらなかった。具体的には、タスクマネージャを開いてもCPUをがっつり食うし、ThunderbirdもGoogle Chromeも、ほかのアプリも。もちろん、Explorerもダメだった。
そこで、いろいろと試した結果、Intelのドライバーをアップデートすることで解決した。
解決策が当てはまらなかったひとは試してみる価値あり。
年収は住むところで決まる
年収は「住むところ」で決まる 雇用とイノベーションの都市経済学
- 作者: エンリコ・モレッティ,安田洋祐(解説),池村千秋
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2014/04/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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『年収は住むところで決まる』を読了。リチャードフロリダのクリエイティブシティ論だと思ってたら、全然違うものだった。むしろ、反証しているもの。
主張はいたって単純で、イノベーション産業はその乗数効果によりある地域のみで雇用や生活に資するものだから、これから都市が生き残るにはイノベーション産業を作っていかなあかんで、ってこと。なるほど。
主張には同意するんだけど、高技能労働者と低技能労働者の賃金の格差とイノベーション産業による地域の生活コストの増大。ジェントリフィケーションについての言及がないこと。そもそもイノベーション産業の定義がなされていないことは気になるかな。
でも、一気に読んでしまえる面白い本だった。