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TRANS

神戸のNPOやソーシャルビジネスの創業・起業のお手伝い

都市革命/黒川紀章

書評

 ・多様な生物の種を保存するために最も有効なのは、生態系(森など)間を結ぶ生態回廊の構築である。種の多様性を維持するためには、小動物や鳥や昆虫などが生態系間を移動することによる、多様な種の相互交流が必要なのである。

・共生とは、対立、矛盾、あるいは厳しい競争関係にある二者、または複数の相手がそれでもなお相手を互いに必要とする関係。その基盤に中間領域がある。
・中心を空洞(公園、森、湖など)としてドーナツのような中心のない環状都市(ループシティ)。行政や教育などの住民サービス施設は周縁部に配置し、互いのクラスターが連結されるイメージ。道路は環状道路だが、住区内道路は生活道路としてクルドサック形式を取る。
・都市をひとつの統一された秩序とは見ずに、数千の細胞のような集まりと見る。その中心には公園だけでは足りない。細胞集合体の都市では、路地が重要。車ではなく、人間が歩くところ(江戸時代の商人が道端でモノを売っているイメージ)
・新しいタイプの民間による小さな共有空間をどう作るか。創造性を触発する場所。
・都市は定住人口のための専用ではなく、住む人、働く人、訪れる人のための共有空間でないといけない。
・自分たちの都市を国際的な視野から見る。クアラルンプールの人口だけでは国際空港の滑走路は1本でよい。しかし、そこをハブにするために、4本をつくった。
都市革命―公有から共有へ

都市革命―公有から共有へ