Trans

NPOやソーシャルビジネスの創業・経営・マネジメント

社会貢献性と収益性を両立させる

FACILの吉富さんからの話。

  • 価格的に会社とお客さんがちょっと歩み寄ることで、両者がハッピーになれることがある。それでも必要だから喜ばれる。
  • 事務局のコアスタッフは常勤+有給でないとコーディネートのノウハウが蓄積できない。ずっとボランティアではみんなが疲弊する。
  • 震災前は私たちが在日外国人を助けてあげていると思っていた。震災後は彼らに何かをすると、隣人として彼らも私たちを助けてくれ、自分たちが知らないことを教えてくれる。隣人としての関係を作ることが大事。
  • 中間支援は現場のNPOの夢やビジョンも共有しないとダメ。
  • 普通の翻訳会社との違い。行政からの発注は支配関係が明確。下請けは発注される立場であり、完全に下に位置する。しかし、その結果、翻訳さえできていればOKということで、翻訳はされているが意味が分からない文章などが生産される。そうではなく、大事な情報を市民に届けるためには、FACILと行政は対等でありたいとしている。たんに訳せばよいというわけではない。
  • 必要な施策を行政に要望するときに、行政にすべてを任せるようなアドボカシーは行わない。そのコストをできる限り関係者全員で少しずつ負担する(行政は予算が本当にないので)。