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NPOやソーシャルビジネスの創業・経営・マネジメント

寄付を集めるためのWebサイトのユーザビリティ

非常に興味深いデータが出てきていたのでご紹介します。NPOのWebサイトで寄付者を集めるためには何をするべきか。

Webサイトのユーザビリティの問題


元記事はこちらのAlertbox: 寄付のユーザビリティ:非営利団体および慈善団体へのオンライン寄付が増加(2009年3月30日)から。

活動内容寄付金の使途とを明記するだけで、非営利団体はウェブサイトを使ってもっと多くの寄付金が集められるはずである。私どものおこなった新たなユーザビリティ調査によると、寄付を思い立って各団体のサイトにアクセスしても、その団体の使命と目標がわかりづらいために、ひどい徒労感におそわれていることがわかった。

まさしくこのとおり。米国でもそうであるし、日本でもそう。多くのNPOのWebサイトで足りていないのは「情報量」です。

ヒトが何かを判断し、行動するためには十分な情報量を必要とします。その団体が何をやっており、何を目標としており、その寄付を何に使うのか。これらが明確でなければ、オチオチ寄付もできません。しかし、現実には、これらの情報を掲載していないWebサイトが多いのです。

デザインやシステム、SEOなどさまざまな点でNPOのホームページに足りていないことはあります。しかし、それらに対応するためにはかなりの予算や時間、人手を必要とします。しかし、新しい技術的な予算を必要とせずにできること、それが適切な情報量を増やすことなのです。

まずはほかのNPOのWebサイトを見て、「自分が寄付者であればどんな情報を必要とするだろうか」と考えてみながら、コンテンツの再リストアップをしてみるのもよいかもしれません。