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NPOやソーシャルビジネスの創業・経営・マネジメント

インクルーシブデザインワークショップ終了しました。

11月19日水曜日、インクルーシブデザインワークショップが無事終了しました。当日の雰囲気はto-Rの西畑さんリクリのブログで上げてくれています

また、当日の内容等については参加していただいた皆さんの感想やレポートがリクリのトラックバックに集まっていますので、そちらもご参照ください。後日、その時に使用したスライドなどは公開したいと思っています。

というわけで、今回は運営者としてインクルWSに関わったわけですので、その側からの感想や裏話などを。

運営の感想

  • そもそもインクルWSを開催したいと思ったのはインクルーシブデザインワークショップに行ってきたよ!のエントリーをご参照。逆算すると、ちょうど4ヶ月間このワークショップのために動いていた。
  • 僕が主に担当していたのは京都大学のインクルーシブデザインユニットさんとのさまざまな調整や話し合い。
  • 開催にあたって最も大きな課題だったのが日程の問題。インクルーシブデザインワークショップは原則として毎月19日に開催されているため、ほかのWeb系のセミナーのように土日に開催するというのが難しかった。
  • その次が会場の問題。いくつかの市民会館等も候補にあったのですが、最終的にはデジタルハリウッド大阪校に会場を貸してもらうことに。しかし、会場はau以外の携帯電話の電波がつながらないという環境。テーマが携帯電話なのに電波つながらないってどういうこと?みたいな話し合いはあった。
  • リクリメンバーを中心にいろんな人にいろんなことを手伝ってもらった。実施日程、会場、告知サイト、携帯モック、プレスリリース、懇親会会場、ファシリテーター、会場作りなどなどなど。特に何度かSkypeで複数名が集まって話し合いを持てたのは非常に大きかった。感謝。
  • 企業系セミナーではないので、できる限り多くの人たちを運営者側として巻き込んでしまうこと。サービスを受ける側と与える側に分かれてしまっては残念(この点はもっと次回でも生かしたい)

インクルーシブデザインやアクセシビリティ

  • 今回は携帯電話。次回こそはWebサイトで、というのはみんなから言われた気さえする。やる?てか、僕以外でもよいのでは?
  • ただ、何か特定のプロダクト(例えば、A社のWebサイトなど)を具体的に改善するためにインクルWSを開催するのは違うかもしれない。インクルWSはあくまプロダクトをリードユーザ(障害者や高齢者など)と協力してデザインするというそのプロセスそのものに重きを置いているから。インクルーシブデザインユニットの塩瀬先生もおっしゃっていたが、もしプロダクトの改善に主軸を置くのであれば、ペーパープロトタイプなどの手法も混ぜ込んでもよいかもしれない。
  • デザイナーと障害者が出会う機会を提供すること。できれば協同作業ができること。アクセシビリティの書籍を読むよりも、セミナーに出席するよりも生の声が一番大事。

こんなところでしょうか。もう少しアクセシビリティについて思うこともあるのですが、それは今後のエントリーで徐々にでも。インクルーシブデザインユニットの皆さん、リードユーザの皆さん、ファシリテーターの皆さん、運営者の皆さん、そして参加者の皆さん、ありがとうございました、お疲れ様でした。