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NPOやソーシャルビジネスの創業・経営・マネジメント

カレンダーから見るユーザーインターフェース

まず、2つのサイトのカレンダーを見てほしい。楽天とじゃらんである。


楽天


じゃらん


どちらも新神戸のオリエンタルホテルの空室を検索したあとのカレンダーである。違和感を感じなかったか?


昨日、僕は宿泊するホテルを検索するために(この新神戸オリエンタルホテルではないけれど)、楽天とじゃらんでホテルを比較しながらサイトをグルグル周っていた。すると、じゃらんではそのホテルのプランはかなりの空室があるのに、楽天には一切ない、ということに出くわした。「なんでだ?じゃらんのほうが確保数が多いとか、そういうのか」なんてことを考えていた。


しかし、答えは至って簡単だった。上記のカレンダーをじっくりと見てもらえれば分かると思うが、日曜日の位置がそれぞれ違うのである。楽天の場合は、一番左。じゃらんの場合は、一番右。


そのため、日曜日に予約しようと探していた僕は、じゃらんにおいては月曜日の欄をずっと追っていたわけだ。そのため、じゃらんは空室が多いような印象を受けてしまった。


たぶん、カレンダーに決まった曜日の位置なんてものはサイトごとに任されるのだろうけれど、日曜日の位置は僕にとっては左端、つまり楽天のほうが慣れている。(Windowsの日付のところにあるものもそうだし)


ユーザーインターフェースと言った場合、ボタンの位置や画面の憑依といった事がよく議論されるような気がするのだが、まあこういった細かなところにも気を使った設計というのも大事なんだなと思ったわけなのだ。かといって、日曜日の位置が右か左かは、かなり人によって違うとも思うのだけれど。