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神戸のNPOやソーシャルビジネスの創業・起業のお手伝い

ブログを始める前に知っておきたい、ブログの本質。

たぶん、もっとブログの根本的な存在意義みたいなものを知っておくべきだと思う。ブログは既に日記を書くだけのツールから、情報発信のツールに変わったということを。

最近、ほかのNPOから「ホームページを作りたい」なんてことを相談される。ただ、NPOは資金的な余裕も乏しいのでWebサイト制作会社に頼むわけにもいかないし、ホームページビルダーやDreamweaverを買って勉強する時間もなかなか取れない。というわけで、簡単にコンテンツが管理でき、その上費用もかからないという理由で、ブログによるホームページを薦めることがある。


そのときに、多くのNPOに言われるのが、「ブログっぽさを取り除いてほしい」ということだ。彼らが言うブログっぽさとは、具体的には、カレンダーはいらない、コメントやトラックバックは表示しないでほしい、トップページは記事が新着順に並ぶのは嫌だ、などなど。


つい先日、ほかのNPOの前でホームページ作成講座なるものをやるために打ち合わせをやっていて、それをホームページビルダーからブログによる制作に主題を変えてもらった。その時にも講座の主催者から、「ブログっぽさを取り除いてくださいね」なんてことを言われた。


そのことがずっと頭に張り付いていた。「なぜ、そんなにブログを嫌がるのだろうか」、と。むしろ、今のブログはSMOの議論にもあるように、使い勝手やアクセス数の増加、コンテンツをネット上で再生産できるなど、かなり多くのメリットを持っている。そういうメリットを感じてもらえないのだろうか、と考えていた。


そのときに、いろんなNPO関係者のブログをさーと読んでいると、ふとしたことに気が付いた。「あれ、この人たちのブログって、要は日記そのものだな」と。その人たちがどこに行き、どんな人に会い、どんなことを感じたのかは書いているのだけど、日記どまりなんだと思う。何かしら目新しい情報が提供されているわけでもないし、独自の社会分析が描かれているわけでもない。単なる日記なのである。


たぶん、この人たちにとっては、ブログは所詮日記を綴るものでしかないのだろう。ただ、Blogsphereに生息する人たちは、もうブログが単なる日記ではないことを知っているし、実践もしている。アルファブロガーと呼ばれている人たちのブログは既に雑誌や書籍で読むのと同等以上の質と量がある。上でリンクを貼らせてもらっている、caramel*vanillaさんや*LOVE IS DESIGN*さんだって、そうだ。日記ではない、情報提供のためのツールである。


だから、もしこれからブログを始めたいという人がいたとするのなら、僕はトラックバックパーマリンクの機能性より、「ブログは日記を書くためだけのものではなく、情報を効果的に、且つ効率的に発信するツール」だと説明したい。