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NPOやソーシャルビジネスの創業・経営・マネジメント

SMOはSEOやページランクも包括しちゃうってことか?

うーん、なるほど、勉強になる。

SMOに関する補足:DESIGN IT! w/LOVE
SMOで重要なのは、サイトに呼び込むことではなく、とにかく発信源となる人(あるいは企業)が伝えたかった情報が伝わることです。ようするに情報に触れる場合、元の情報発信者のそれを見る必要は必ずしもなく、その情報を引用したブログやSNSなどの記事に触れ、うわさが広がるだけで十分なはずです。

確かに、そうだ。SEOにしろ、ページランクにしろ、要は自サイトへの誘導が重要なことであって、それが直接的なビジネス(リアルな取引)になるかどうかは、自サイトに来てからの閲覧者の判断になる。(そのため、サイトのナビゲーションの構成云々が大事なんだろうが)しかし、gitanezさんが例えとして出しているウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)なんかは、そういった自サイトへの誘導云々という話ではなかった気がする。


と、まあ上記エントリーを読んでいて、思い出したことがある。世界がもし100人の村だったらである。

Wikipedia
世界がもし100人の村だったら (If the world were a village of 100 people)は、インターネット上でチェーンメールのように広まって、世界的に流布した世界の人々の相互理解、相互受容を訴えかける世界村(en:global village)について示唆を与える文章。2001年前後から世界的に広まった。元々はアメリカのイリノイ州出身の大学の女性教授ドネラ・メドウスが、世界が1000人の村だったら、というタイトルで書いた文章から出発し、それがネットを介して伝えられていく内、100人に人数が減り、また部分的に削除されたり、逆に加筆されたりして流布しているもの。

これは、Wikipediaにあるように、チェーンメール的に広がったものなのだろうが、これも1つの文章がネットから現実社会に大きな変化をもたらしたという意味では、ある意味SMO的なのだろう。ただ、この時はブログ(あったのかな?)やRSSなんてものは一般的ではなかったから、メールでの伝染になったってことか。もし、今こういった現象が起こるのなら、ブログのトラックバックやコメント、転載、RSSなど、いろんな方法で一気に広まるのだろう。


これを無意識のうちにやって、いつの間にか成功させるのではなく、意識的にそういった伝播しやすいフォーマットやコンテンツとしてサービスリリース前に用意しておき、一気に広めるわけか。たぶん、SMOというのはそういうことなんだろう。


とすると、もうこれはWeb的な話でもなくなってくるのかも。よりメディアミックス的な観点から、Webやテレビ、新聞などの各種メディアとうまく連携させて、というよりそこまで視野を広めておいて、一気に畳み掛ける必要があるのかな。うーん。


ちょっと思ったことだが、男前豆腐店なんかもSMOの事例として位置づけられるのかな。ネット上ではWeb進化論や世界がもし100人の村だったらのようには広まってはいないと思うが、ネットからリアルなビジネスへの転化は非常にうまくいっている気がする。それとも、ネットからリアルなビジネスへ広げるというのはあくまで違うレイヤー話であって、まずはネット上での話題をさらってしまうのが先なのか。そのへんはどういう事業を展開している会社なのかによっても違ってくるのかも。


なんか、まとまりのないエントリーになってしまったが。。。