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TRANS

神戸のNPOやソーシャルビジネスの創業・起業のお手伝い

NPOのIT化の現状

NPO

まだ、その段階まで至っていないというのが、僕の認識かな。

COULD:NPOが使えるテクノロジー
わずかな期間でしたが NPO で活動していたことがあります。もちろん、NPO に限ったことではありませんが、コミュニケーションの取り方、そして情報の共有やアーカイブに皆さん四苦八苦していたという印象があります。

確かに、Webをうまく使えばコミュニケーションの円滑化、情報の処理能力の向上は大きく見込めるとは思う。でも、NPOの現場でITのサポートをする僕からすると、まだこの段階には至っていない。


僕自身はここ1年半くらい独学でWebを勉強してきた。とりあえずは、最低限Web標準でWebサイトを作れるようになったし、オープンソースのソフトやら、各種APIサービスがどういったものがあるのかもプロに比べればまだまだだとは言え、多少のことは分かっているつもりでいる。


ただ、ほかのNPOと話していて、僕がWebサイトを作れる人間だと分かるやいなや、よく言われるのは、「ホームページを作ってほしい」ということ。もちろん、僕が作れるのがわかっているわけなので、依頼したいという気持ちは分からなくもない。ただ、その発想の根底にあるのが、「とりあえずホームページさえ作っておけば、何かしら支援者が出てくるのではないか」とか、「この時代、ホームページくらい持っていないとダメだよね」というものであったりする。


要は、ネットバブル前後あたりに、企業が「とにかくホームページを作ろう、ホームページさえ作っておけばEコマースできるんじゃないの?」という発想と何ら変わらないわけだ。そこに一切の戦略性はないし、コミュニケーションの円滑化とか、情報処理のスピードアップのような考えもない。


そこで思うのは、NPOはなぜこういった発想になってしまうのか、ということ。僕が考えているのは、ITやWebで何ができるのか、何ができないのか、ということを分かっていないということ。例えば、ホームページを持つだけでは意味がなくて更新しないといけない、MLやSNSは知っていても、じゃあそれをどういうふうに役立てればいいのかが分からない、チラシを作るのはワードでも結構いいものができるんだ、そういった視点のなさかなと思う。


そんな現状だから、長谷川さんが言うような、NPO内でITの何を使えばいいのかという問題以前に、ITでどんなことができるのか、もしくはどんなメリットが生まれるのか、そういったことを学び合う場が必要なのだと思う。