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NPOやソーシャルビジネスの創業・経営・マネジメント

障害者が隣にいることへの子どもの影響

若干の議論のズレは多少感じるにせよ、エントリーを残しておく。

http://d.hatena.ne.jp/moonstones/20060901
その義務と言うのは、普通に学習し、自分が原因で授業を遅らせる事の無いようにする

要は、健常者なら当たり前に出来る。他の人の足を引っ張らないことと言う義務を行わせる自信が無く

養護学校に入れたんだと思います。

その義務というのが、授業を遅らせないようにするっていうのには違和感を感じるなー。じゃあ、学習障害(LD)の可能性を持つ子どもたちはどうなるんだろう?その子どもたちも、養護学校のような普通の学校以外の学校に行くべき?それとも、塾にでも行って、必死に勉強すべきなんだろうか。


と、ここは議論の中の枝葉なんで、とりあえず突っ込んでおいただけで。


ただ、思うのは、障害を持つ人が隣にいることによって、子どもたちは「人にはできることとできないことがある。できないことは手伝ってあげよう」という気持ちを持てることにあるんじゃないだろうか。残念ながら、人は万能ではないし、すごく1つのことをできる人というのは、ほかのことが全くできなかったりする。それを助け合うという気持ちを子どもたちは自分の生活の中で学ぶことができる。それって、学校では学べないことだと思う。


もちろん、障害者が学校の授業にいることによって授業のスピードが遅れたりするのは、子どもの親から見れば「ふざけんな」という話だろう。でも、それ以外の副次的な効果を見逃すことはできないと思う。


このへんは、プロップ・ステーションの挑戦―「チャレンジド」が社会を変えるラッキーウーマンに詳しい。一度、ご参照あれ。


ただ、そうなると、id:moonstonesさんがおっしゃっているように、「バランス」の問題となる。学校はどこまでの責任を持つべきか。果たして、知識的な勉学のみなのか、それとも人格形成の場なのか。まあ、小学校、中学校、高校という学校の年齢的なものによっても変わってくるのかもしれないが。