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Webサイト制作会社はお客さんにブログのマニュアルを作るのか?

普段から普通のhtmlやCSSを使い、dreamweaverなどのオーサリングソフトを使ってホームページを更新している身としては、XOOPSやブログをCMSとして使うには非常に便利だと思う。わざわざftpでputする必要もないし、ソフトの立ち上げにイライラすることもないし。


でも、普段からhtmlやCSSを使わない人たちからすると、どうなんだろう?確かに、ブログって楽なのだけど、例えばその文字だけ太字にしたかったら、タグが入ってしまったりする。それって、どういうふうに理解されるのかな?とは疑問に思っていた。


先月あたりから、ある団体のWebサイトを延々とブログをベースにカスタマイズしているのだけど、そこのスタッフたちはもちろんhtmlやCSSも知らない。果たして、僕が意図したようなブログの投稿の仕方をしてくれるのだろうか、と疑問を持った。


というわけで、ブログの記事投稿の仕方をカテゴリ別にマニュアル化してみた。で、それを紙媒体に落とし込んで、渡してあげよう。


別に制作料金には一円たりとも入っていないのだけど、まあ今後Webサイト依頼の紹介とかしてくれるとも言っていたし。けれど、この考えが甘かった。


マニュアル作りには、すげえ時間がかかる。単にテキストだけのマニュアルでは先方も分かりにくいだろうと思って、1つ1つのステップをスクリーンショットをとって、画像をトリミングし、それをイラストレーターに貼り付け、「ここをクリック」なんて書いていると、いつの間にやらマニュアルは20ページを超えた。紙媒体なんもんだから、どうしてもスクリーンショットが大きな幅を取ってしまう。


その上、少しでもブログの記述とマニュアルの説明文が違ってしまったら、先方も困惑するかなと思い、1つ1つのステップを実際に自分で動かしながら、マニュアルに落とし込んだ。これが、また手間のかかる作業。

ブログに記事を投稿しよう

マニュアルのイメージはこんな感じ。これ、結構大変なんだよなとライブドアスタッフに少し同情。


「ブログ マニュアル」とか「Movable Type マニュアル」とググッってみるものの、意外にスクリーンショット入りの投稿のマニュアルはないもんだ。レンタルサーバ系の解説ページは、大体Movable TypeXOOPSなんかのインストール方法だけしか解説していないし。実際の運用の仕方は書いてないんだな。そりゃそうなんだろうけど。


でも、こういうのって、他のWebサイト制作会社ってどうやっているんだろう?お客さんがhtmlもCSSも知らなかったら、やっぱり何十ページにも及ぶマニュアルを作るのだろうか?それとも、社員講習会でも開くのだろうか?


ちなみに、僕達のところは「マニュアル+スタッフへの講習会=薄謝」って感じです。勉強にはなるけど、何とも割りの合わない仕事なんだろう。