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NPOやソーシャルビジネスの創業・経営・マネジメント

Web 2.0における稼ぎ方って何なんだろう?

と、最近ずっと考えている。


色んな特集記事で見掛けるのだけど、Google Maps APIなんかを使っていると、ページがリロードされない分、確かにPVという概念が通用しなくなる。要は、費用対効果がPVからクリック数に移り変わるのは分かる*1


かといって、米国と比べてアフィリエイトAPIのサービスが少ないと言われている日本で、果たしてそういったアフィリエイト主体ビジネスモデルが成り立つのだろうかという疑問もある。それって、2000年あたりのネットベンチャーと言われていた頃の「とにかくアクセス数を増やして、広告収入で稼ぎます」というのと何ら進化がなくない?


もちろん、はてなを筆頭にアフィリエイトGoogle AdSenseで稼いでいる例は枚挙にいとまがない。


例えば、SEOの専門家である住太陽さんのブログからだが、

僕がこの種の広告収入で得るお金は、2005年9月に既存のサイトにAdsenseを貼り付け、その当月にいきなり980ドル程度の報酬を得たところから始まり、その後のアフィリエイトへの参加などで報酬は増え続け、今では月間70万円程度に達し、今も増え続けています。

確かに、SEOをネット上で勉強しようとすると、住さんのサイトには絶対に辿り付くもんな。そう考えると、ネット上で有益な、または面白い仕組みやシステムを公開しておくと、それ相応に稼ぐことはできるんじゃないかなとも思ったりする。


ただ、ふと疑問に思うのは、ネットでネットというカテゴリーのコンテンツを持てることが、この場合は住さんの強みなんじゃないかなとも思う。Webのことを学び始めれば、絶対に一度はSEOというものと直面するはず。それだけニーズが大きいコンテンツなのだと思う。じゃあ、ネットに対して、例えば住宅や金融、福祉などの「ネット以外」のコンテンツを持ち、それでアフィリエイトしても儲かるのかなという疑問はあるわけ*2


その上、アフィリエイトは分野によっては広告の数が圧倒的に違う。その辺もどうなのかなとも思ったりする。


というわけで、まだ頭の中で色々とアイディアをまわしながら、検討中なのでございます。

*1:アフィリエイトでは当たり前すぎる考え方だけど

*2:儲け方はあるだろう。例えば、ページ全てをアフィリエイトで構成し、アフィリエイト主体のショッピングモールを構築するなど。ただ、僕が言いたいのは通常のコンテンツで構成されたWebサイトにアフィリエイトのみの広告で稼げるのかという疑問。