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介助犬、シンシア亡くなる。

Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - <補助犬>法制定に貢献の「シンシア」死ぬ

身体障害者補助犬法の制定に大きな役割を果たし、補助犬介助犬盲導犬聴導犬)のシンボル的存在だった「シンシア」(ラブラドルレトリバー、雌、12歳)が14日、死んだ。車椅子生活を送る兵庫県宝塚市のコンピュータープログラマー、木村佳友さん(45)のパートナー役だったが、昨年12月に介助犬を引退。今年1月、ひ臓に腫瘍(しゅよう)が見つかり、緊急手術していた。

シンシアのことは知っていたけど、身体障害者補助犬法というきっかけになったことまでは知らなかった。自分の周りに介助犬と生活している人はいないのだけど。
介助犬「シンシア日記」


介助犬の話ではないが、最近近くの駅で震災救助犬の養成への募金を募る活動を見たことがある。そっか、そういうところでもイヌ君たちは頑張っているんだなと改めて思ったりした。


介助犬の中でも、いわゆる肢体不自由の人にとっての介助犬は絶対数が足りていないということを聞いたような気がする。多くの人が知っているのは、盲導犬といわれている分類の犬で、主に視覚障害を持つ人にとっての犬。介助犬盲導犬では、その求められる役割が違ってくる。


少し昔(平成13年)の資料で申し訳ないのだが、「介助犬に関する検討会報告書」によると、

障害者の日常生活を支援する動物としては、盲導犬が広く国民に知られており、現在、900頭近くの盲導犬が視覚障害者の自立と社会参加に貢献しているが、近年、いわゆる「介助犬」についても、テレビや新聞等で取り上げられる機会が多くなり、社会的関心が高まってきている。介助犬は、例えば、落としたものを拾う、ドアの開け閉めを行う、エレベーターや電気のスイッチを押す、車いすを引くなど、肢体不自由者の日常生活動作について何らかの介助ができる犬として捉えられている。

とのこと。まだまだ介助犬は養成の数が少なく、その必要性も高まっている。シンシアにはその冥福を祈ると共に、今後の介助犬養成の基盤づくりを急いでほしいと願っている。