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障害と個性

高機能自閉症・アスペルガー症候群 「その子らしさ」を生かす子育て

高機能自閉症・アスペルガー症候群 「その子らしさ」を生かす子育て

という本に、次のような記述があると、今日の夕刊の読売新聞で知った。障害と個性の線引きについてである。

一般的には重症ならば障害だけれど、その問題をちょっとだけ持っているのは個性とされる。しかし障害と個性を二律背反としてとらえるのはおかしい。子どもの特性はどの子のどんな特性も障害であり個性だ。客観的に評価しそれに合わせた課題や支援を用意する時、あなたは子どもの特性を障害としてとらえている。その子の行動のほほえましさをいとおしく思い、ユニークさに感心する時、その子の特性を生涯続くその子らしさ、個性として味わっている。

重度の障害を持つ子どもの親御さんは、この記述に近い感覚を持っている気がする。傍から見れば、彼らは障害を持っているのかもしれない。けれど、その障害を受け入れる感覚、つまりはそれを個性として捉えた場合、その障害を持つ子どもを健常者(この言葉は嫌いだが)に近づける努力をするのではなく、彼が彼らしくあるために、どうするべきか、というような意識に切り替わっていくんじゃないかなと思う。


このへんはまだうまく言葉で表現できないのだが、まあそんな感じなのだ。


障害は個性であるという考えを僕もそう思っているのだけど、うまく表現できない。このへんは、自分への今後の宿題ということで。