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想像力の欠如

404 Blog Not Found:カエルの子を変えるには

を読んで、思ったこと。


asahi.com:松本被告の次男の入学拒否 埼玉の私立中

オウム真理教元代表・松本智津夫(麻原彰晃)被告(51)=一審死刑、控訴中=の次男が私立中学を受験して合格したが、学校側が入学を拒否していたことが2日分かった。

一言で言うと、想像力の欠如かなと思う。


自分の子どもが、もしそうなってしまったら、どうなのだろうか、と。想像力の欠如なんだと思う。


高齢者、障害者、人種、所得などなど。日本に数ある多くの問題はこの想像力の欠如にあるのではないかと思う。人間誰しも年はとるものだし、交通事故に遭うかもしれないし、子どもが障害を持って生まれてくるかもしれないし、海外で暮らすこともあることもあるかもしれない。


そういったことを想像できるのであれば、上のオウムの問題だって認識が変わるはず。


どこかのNPOの理事長が書籍で言っていたのだが、「障害を持つ人をサポートする、高齢者をサポートするのは結局のところ、自分のため」とのこと。僕からすれば、その人は自分が生きる上で常にそういった可能性がある、もしくは何十年か後には必ずそうなると想像できているから、「自分のため」と言い切ることが出来る。


たぶんに、今までの人生の中で「人の気持ちを思いやりなさい」とか「自分がそうだったら、どうするの?」と周りから言われてきたはずなのに、なぜそれを忘れてしまうのだろうか。もちろん、この発言は自戒も込めてだが。