ライブドア(社名がオンザエッジ)であった時代に、取締役最高技術責任者であった小飼弾氏のブログを読みつつ、ライブドアの意外な側面を知った。
オンザエッジ時代から、ライブドアの堀江社長のことは雑誌などでちょくちょく見掛けていた。まだまホームページ制作が花形とされた時代。確か、オンザエッジは小室哲哉(懐かしいー!)のホームページ等を手掛けて、一躍有名になった、と。
そう思うと、堀江社長はいわば完全な技術者の人である。日本の技術者というのは実直で、誠実で、みたいな典型のはずなのだが、なぜこの事件なのか。
僕自身は、元々証券会社にいた。そして、このライブドアショックの被害者として証券会社はなっている。確か、大和SMBCが主幹事だったような気がする。
金融と技術というのはうまく付き合えそうで、付き合えない。証券会社の人間はいろんなことを浅く広く知っているが、残念ながら技術の深い部分についてはド素人である。
ただし、資本主義経済のど真ん中にいるため、やはり儲かる。(もちろん、それ相応のリスクと共に)それを堀江社長はどう思ったのか。
時価総額世界一なんて、僕から見れば、正直どうでもいいこと。どこかのアナリストが、適当にコンサル用語として使ってればいいだけの話。そんなことより、もっと大事なことがあるはずなのに。
ライブドアはブログにしろ、スカイプにしろ、wikiにしろ、いろんな先進的な技術をポータルに埋め込んでいる。個人的には、そこは非常に好きなところなのだけど。
技術屋さんはどこまでいっても、やはり技術屋さん。GoogleやMicroSoftがやっているように、技術屋は社内の技術開発に全てを捧げ、経営自体は他の優秀な経営者に任せる。それが、今更ながら一番いいと思うのだけど。