生きサポ1Day視察ツアー【但馬編】に出掛けたので、その様子などを。
一箇所目は朝来市へ。竹田城で有名。
中山間地域はイメージがどこも一緒なんだけど、いざ降り立ってウロウロしてみると、やっぱ違う印象。丹波や篠山とは異なる。何が違うんだろう。
古民家を活かした百笑茶屋 喜古里へ。
お店というよりそのまま家。懐かしい雰囲気。運営がNPO法人などではなく、地域自治協議会がやっているというのがミソですね。朝来市は自治会や婦人会が厳しくなる中、平成17年だっけか、あたりかた主に小学校区単位の地域自治協議会を始めたのがかなり早い。
神戸だと、地域協議会とかそういうのに当たるのかなと。
ここでは、朝来市の市職員の方、今年から採用された地域おこし協力隊の方々の話を伺いました。
次は養父市の1円電車。明延地域。明延鉱山で有名。
もともと、明延地域には4,000人以上のひとたちが鉱山の関係で働いていたのですが、鉱山閉鎖とともに現在は98人まで落ち込んでしまっています。限界集落。
それをどうにかするために、1円電車などの取り組みで活性化を図っている。母体は、地域の自治会と、NPO法人一円電車あけのべ。
明延鉱山探検坑道にも入らせてもらいました。ちなみに、経産省の近代化産業遺産認定遺産リストに入っています。
最後はNPO法人おおやアート村が運営するBIG LABOへ。高校の分校をリノベーションして、教室がアトリエになっていたり、体育館が展示室になっていたり。とにかくデカイ。活用の方法としては面白いと思います。
もともとは県営の高校だったみたいなのですが、それを養父市が今は運営しているあたりが興味深い。どういうふうな契約をしたんだろうか。
という感じでまわってきました。
3箇所を見て思ったのは、
- 活動は地域独自のリソースを掘り起こして、その地域にいるリーダーたちが頑張っている。
- 限界集落がどの地域も課題。NPOの力でどこまで課題解決できるのか。デトロイトのこともあったわけで。
- NPOの持続可能性については課題がある。そもそも人口が多くない地域で収益化することが難しい(企業だって難しいわけで)。すると、行政の補助や委託が多くなる。結果、その意向に反映されやすい。
あたりかなと感じました。